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八ヶ岳合宿① 一期一会編

 樺の木に囲まれ涼風の中での合宿は今回で2回目のチャレンジ。思いがたくさんありすぎて「コーチのブログ長い~」と読みづらさからのご指摘を無視し、とはいえぼんやり感は避けたいので編分けに。

 合宿での再開を約束していた山梨、長野のチームに連絡を入れたのは6月。期待通りの高揚感みなぎる返事をいただいた。と思っていた。そして合宿1週間前のメールで長野チームの監督がなくなられたことを知る。コーチの方から「辛すぎて言えませんでした…」と。しかしそのメールの最後には「ものすごく楽しみにしていきます!だから絶対行きます!」とあった。亡き監督が志を同じくしている指導陣やチームとの再会、短期間で集中して切磋琢磨できる期待、その想いを全力でぶつけ合うことこそ今できる監督への感謝、そして自分たちのすべきこと。「楽しみに」は私たちにはそう受け取れた。ならば返信はこう「私たちも、全力で迎え撃ちます!」

 八王子は35~36度、八ヶ岳の朝は20度。とはいえ夏、体育館の気温は低くはない。初日は平日ということもあり、コーチ起草の練習メニューを超集中してこなす。「あちらのドアは開けないでくださいね、スズメバチいますんで」と網戸の外れた窓から管理人さんのアドバイス。実際の声以上に響く「出してる感」のある体育館。

 二日目、いよいよ再開の朝。数年前、猛暑の山梨で初めて出会った貢川さん、貢川さんが「ぜひ会わせたいチーム」と昨年連れてきてくださった中込さん。どちらも向かおうとしている方向が「子どもがこう育ってほしい」「こんな大人になってこういう力を発揮できる人になってほしい」が、コートや日常面に表現されているチーム。ここに彼がいないのは本当に寂しい。紹介で集まってくださった増穂さん、富士見サンキッズさんを交えての5チームによる対戦。

 開会式は今回は大きな円陣で。中込さんのチーム紹介「心の監督は塩川監督です」は涙も誘うが、それ以上に意志を感じた。意志をしっかり持つチームは育つ。つなごうとするものがボールだけのチームと、そうでないチームとでは、その高潮感が全く違う。そんなチーム同士の対戦こそ熱戦と呼ぶにふさわしい。技術がぶつかり合うだけのハイレベルな対戦は熱戦とは呼ばない。

 増穂さんは混合チーム、富士見サンキッズさんは長身のスパイカー要する高さのあるバレー、どちらも初対面だが、そのチームの個性を生かしたすばらしいチーム。また今年も新たな出会いに感謝。

 合宿後、指導陣の話のなかに「塩川さん来てたね!」確かにそうみんなで思えたことが、うれしかった。そう思える合宿にできたことは、大きな成果。そしてこれからもこの意志の流れは続く予感満載。

 この出逢いと流れを総じて「一期一会」。それゆえにこういう合宿は魅力がありすぎる。

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