今日できたこと
緊急事態宣言延長決定からほどなく、3月の大会中止の判断が出され、いたしかたないとは言え、子どもたちはどう気持ちを整理するのでしょう・・・。この子たちはそういう場面に慣れていくのか、整理して切り替える力を得ていくのか、それが正道なのか、大人でも答えが容易に出せない局面です。
近隣チーム、しかもライバル視してきたチームとユニフォーム、ハチマキの気合十分で全力で臨める最後のチャンスに恵まれました。出せるはずなのに、出さなくてはいけないはずなのに、出し切れなかったものが今日叩き出せるのか? 大事なのはその一点でした。
今までで一番いいサーブを連続して入れた6年生の彼女は、一番経験が浅い。その分表現方法は誰かの次になりがち。でも、今日はちょっと違いました。ライトエースは長身ではない分、頭脳プレーと全体の流れを意識したバレー、こぎみよいパンチ力のあるスパイクが冴えました。セッターのキャプテンは、以前作文で自分の表現の足りなさを悔いていました。今日は2本目に食らいつき、あまり得意ではないスライディングで床をドコンガタンと慣らす場面が何度も。痛そう。バックトスの長距離砲はHIGASHIの伝統になりつつあります。途中までバレなかった男子、腕振りレセプションはそのまま。唯一この日上がったトスをネットに・・・。一か八かだけでは突破できないことを知ることも今日できたことの一つ。そして、助走のスタート位置は、以前と変わらないネットから4m、進入角度45度、キャプテンからの放物線を相手コートに叩き込んだのは、2か月半ぶりにコートにもどってきた6年生レフトエース。サーブは以前のちからは落ちていない。打った瞬間そこにみんなが気づきました。むしろレセプションはうまくなっているようにも。
残された時間はほんのわずか。終わらせ方は大事です。「楽しかった!」といえる資格をもぎ取りに行こう!
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