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最後の1点 多摩っ子卒業生大会

 6年生5人が、小学生バレーの幕を閉じました。

 終わり方はとても大事だなと思います。最後の1点は物語でいえば「。(句点)」。そこまでのそこに至るまでのできごと、喜怒哀楽、心の動き、チームの状況、考えて考えて、悔やんで修正して、失敗して考えて成功して、また壁にぶつかって突破して歓喜して・・・。バレーの練習や試合は、そんなに簡単ではありません。それゆえに築く辛さと楽しさがあり、挑む価値があるんだと思います。 この6年生をそばで見ていると、それがとてつもなく大切でいいものであると感じます。

 最後の瞬間を「待ちわびる」ようでもあり「もっと全力のこのラリーが見たい」でもある、両方の感覚が、全身全霊の応援エンジン、コートの6人は心地よく高速の歯車を回す。危なっかしかった動力船は最後の瞬間に向かって鳥肌のたつ勢いで突っ走りました。

 セットの間で自分たちが練習してきたことを「失敗してもいいからやってみよう!」と聞こえてきました。そう、バレーは自分たちのためにあって自分たちでつくるもの、だから楽しいし、上を見上げたくなるものです。

 最終セット、リードしている展開で最後の1点でベンチはタイムアウトをとりました。この瞬間のために1つ残しておいたタイムアウト。「最後の1点だ。自分たちらしく!その気持ちをより一つにするためのタイムだ。心ひとつにしてやりたいことをやってこよう!」

 気持ちのこもった1点の取り方でした。句点を強い筆圧で書いた瞬間。

 句点でこの物語は終わりません。まだ起承転結の「起」からちょっと「承」にちょっと入ったあたりです。バレーの醍醐味を知り始め、何かが起こり始めたところです。さらに、これは第一巻。ワクワクしますね。

 まだちょっと中学入学式までに時間があります。ちゃんと整理して、「承」の続きに備えましょう。楽しく最高の試合だった!バレーの神様はやっぱりいるんじゃないかな・・・

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