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足りないものはほんの少し

 都道府県大会支部予選最終日、上位グループは僅差の白熱した内容になるんですね(初めてこのグループで闘えたので、初めての体験)。最後の1試合を残して、どのチームにも1位になるチャンスがありました。その接戦の中で、昨日は、初めて同じメンバーで戦い抜く選択に至りました。小学生バレーなので、本来、勝利至上主義ではいけませんし、「心」を大切にするチームでもあることから、苦渋の判断を全員でくだしました。ここで考えてほしいことを明確にしての判断です。コートを踏めるのは、根拠があります。コートを踏むには覚悟が必要です。一瞬の気合いはだれでも出し得ます。その根拠と覚悟をもってその機会に臨んで(達して)いるためには根性(長期の努力)が必要です。チームがピンチの時に、その覚悟と気概をもって手を上げる子がいれば、ベンチスタッフはためらうことなく、背中を押します。自分がそんな風になりたいか、そのためにどう取り組むか、深く深く考えて、「ほんの少し伸ばすもの」に気づき、時間のかかる作業に対して地道に、熱く取り組める人に進化する、そんなきっかけをつかんでほしいと思います。ベンチですごした一日を、そう考えるチャンスにしてくれる期待を込め、コーチ陣も全力で挑んだ予選大会であったこともちょっとわかっておいてほしいと・・・

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