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2022八ヶ岳合宿③生活編

 HIGASHIは、試合でのサーブ順、ともすればポジションやメンバーチェンジさえも、自分たちで決定します。大事な大会でそんな危ない橋・・・。よく言われます。でも、大事な大会だからこそです。これには、根拠があります。簡単に決められるほど大人ではありませんし、思考の深さも元々は深いものではありません。その決定に至る根拠は、とてつもなく長い時間とそこでの策と駆け引きや振り返りやチャレンジの繰り返しが答えを出してくれるところにあります。自分たちで、考え方を考える。思考の経路や方法を失敗しながら性分のように身に付ける。

 合宿は、否が応でも「自分たちで」を体験する機会になります。全員が係をもち、準備から実施まで責任をもつことを約束しています。準備の連続。事前の保護者ミーティングで「大人は手助けしない(よほどのことが無い限りは)」を共通認識し、さりげなく子どもたちが「自分で頑張れた」と思えるようなサポートが徹底されていたように思います。ここまでのHIGASHIの練習や日頃の考え方の素地が、それを無理なく、あたりまえに、成果を想定して準備や合宿での過ごし方に生かせていることは、チーム力だなと思います。

 生活のグループは4つ。6年をリーダーに、全学年が縦に入ります。たった3日。でも、普段経験できない、コミュニカ―ションが生まれていました。バス係は今年のバス乗車にかかった時間はほんの1.2分。座席表を事前に配布してありました。食事係は注目を集めるためのショートコントを自作。毎回。開会式係はダンスパフォーマンスからのつかみ。賞状係は個性的な自作の賞状(多少上から目線の)、プチ大会でとても楽しんでいただけました。宿の方、バスの運転手さん、合宿係の保護者向けにも気持ちのこもった賞状。

 「自分たちで」が創造力と責任感と運営力を養うんだなと見ていてとてもよくわかる3日間でした。やはり、合宿はいい。

 今回、子どもたちの係に関する質問が、「どうすればいいですか?」ではなく「こうしたいんですけどいいですか?」が複数聞かれたことは変容の一つかなとうれしく思います。これもまた長い積み重ねの上での今なのです。

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