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都大会 BEST16!

 大会場に住む魔物、自分の中に住む魔物に勝たなくてはいけない日。委縮するか全開させられるか、最後まで自分と自分たちを前に立ち向かわせられるか、大切な時間の始まりだ。浮き沈みしながら「私は何をどうすべきか」「チームで何をどうすべきか」そのための一歩、そのための自身に課す厳しさ、チームへの思いやりと鼓舞、全員が大事にしてきたこと。

 水元体育館への道は遠く、試合開始は4試合目。6年生の車内では、自分たちの弱点への対策をじっくり、キャーキャー言いながら確認し合うには十分な時間。会場までの道のりはカーナビが示す42kmだけでなく大人もがんばった道のり、応援グッズ、子どもたちへのヒント、背中を押す上手さ、幟(のぼり)、気持ちを伝える道のりだ。

 その全部を途切れることなく、巧みに、全力で一つになって凸凹しながらでいいから攻めて闘い続けられる自分たちを確認したい、ここはそういう場所。

 さて、全く慣れない会場、全てが要領を得ない、子どもたちは困惑するかと思いきや、いたって冷静、のんき?焦る場面でもにこにこしている。にしてもやっぱり入場行進はプラモデルっぽい動き、でもこの緊張感はここだからこそ。ありがたいこと。

 試合開始までの時間の使い方、自分たちでUPのタイミングや場所を考えて、勝手にいなくなり、戻ってくる。HIGASHIらしい。

 ずいぶん待たされた初戦、「みどりVBC」さん。ブロックを避けて丁寧に打ち込んでくるスパイカー、繋ぐ丁寧さがHIGASHIのミスを先行させる場面もあった。初戦の固さもある。後半、ようやく目が合うようになり、相談するようになり、初の都大会1勝が叶った。21-13、21-17

 2試合目は「スマイルスターズ」さん、初戦で7支部の2位チームに2セットともデュースを制して波に乗るチームとの対戦。波に乗るのはHIGASHIも同じ。この大会場、都大会の潮の渦中でこれほどまでに自分たちのバレーができているのには根拠があると思う。「そうなりたい」と思って積み重ねたことを練習と練習試合とここまでの大会をとおして「こうすれば発揮できる」と確認しながら挑んできたからなんじゃないかなと思う。多少詰め寄られても、連続失点でも。21-16、21-19.

 3試合目、横綱登場。全てがそろい、完成度は群を抜いている。中学の都大会?威風堂々感は重厚。さて、ここでの挑み方で、今後の自分たちの生き方に変化を与えると思わせるくらいの大事な一番だ。正直、勝算0。今はそう言わざるを得ない。でも、大切なのは挑み続け方。ちょっと前なら相手を見て決めていた、自分たちの到達点を。ちょっと前から「自分たちらしく」が言葉や文字や映像で描けてきたように感じる。今日はここ「鷹番」さん相手に最後まで貫き通せるか、それがこの日の、この日までの成果を出すとき。鷹番さんのサーブは出会たことのない変化球サーブ、スパイクは強打かつ精巧、レシーブは全ての場面でミスがない。でも、HIGASHIのエースは悔し涙をこらえて強打を打ち込み続け、セッターは必死にいいトスを上げようとする、レシーブは全員で食らいつく。そしていつもはこの局面(造語だが極面がいい)、ブロックを気にしすぎるウイングが渾身(ここも造語で渾心がいい)の一打を続ける。コート内外観覧席全員でチームを鼓舞することを貫徹できた。

 都大会での目標は達成できた。すばらしい一日だった。ここからまた「0」からのスタート。正直、課題は多いし時間がかかる。取組み方の工夫もまだまだだ。でも、やれる自分たちを信じること、それを自分たちで考えてやっていけること、その先にあるものがどんなに価値のあるものなのかがわかっちゃった。ならばもっと前、もっと上を向いて日々挑もう!全員がかっこいい一日だった!・・・記事長すぎ・・・すんません。写真は900枚近くあったので厳選中。・・・更新して追加しました。ふう~。

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