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2023八ヶ岳合宿②バレー編(当然長い)

 ここに集ってくださる仲間(もうこの呼び方の許可をいただきたい)のみなさんには、共通点があります。チームの子たちが、どんな考え方や心を手に入れて巣立ってほしいかが、明確にゆるぎなくあること。そしてそれがきっと知らず知らずのうちに、同じ星座を眺めているようなチームであることのように感じます。

 長い時間議論したわけではありません。でも随所に現れるもの、SNSの会話から滲み出るもの、一つ一つがそう結論付けるに至ります。逆にHIGASHIはどのように映っているのでしょう・・・

 やっぱり・・・集合時間より相当早く来てしまうであろうワクワク感、久しぶりにお会いする、一期一会からの延長線上にある、指導陣の皆さんは期待通りの眼光。解放玄関の18℃の風は、早朝だけでした。

 長野県、山梨県のナンバー1チームをはじめ、集うのは高学年7チーム、下学年5チーム。熱戦の始まり、響き合いの始まり。心臓の鼓動がうるさい(これはOGの作文の一節)。

 さすがは長野県トップの強さの湖南さんAチーム、二けたに乗せるのがやっとです。前衛の揃った高さと技巧派セッター、完成度の高いバレー技術をもつメンバーで固めたコートに死角なし。Bチームといえども恐ろしく高くて強い。(翌日、全国代表チームを破りました。)

 50名近いメンバー(男女)の地元チーム富士見サンキッズさんは、日頃からの切磋琢磨の成果は、ここで発揮されます。サーブの攻撃力、精度は抜群です。(翌日、男子は結成2年で県大会の切符を得ました。)

 唯一の混合チームの中込さんは個性豊か、コート外ではごちゃついて男女がもめているのに、コートではそれが検討、突破力につなげていける強さに変化します。3日目はこのチームと10セット以上のぶつかりげいこでした。

最も付き合いの長い山梨ナンバー1チーム貢川さん。なんだか伝統の一戦の如くのラリーの応酬になります。ゾーンに入るレシーブ。サーブも声もすごいことに。(翌日甲府大会優勝。)

 HIGASHIの今年度の特徴は、過去、そして都内でも類を見ない平均身長の低さです。その分、ならばどうする? を考えてきましたし、柔軟性ももってきました。やられっぱなしにはしない、一瞬で体制を立て直そう、策を講じよう、ポジションや位置取りを柔軟に考えよう! 大きなテーマの一つでした。

 そのためには、全員がリーダーシップをもち、率先して考え提案し動く必要があります。年度当初は限られたメンバーしかそれができず、苦しみました。合宿でそれができたかというと、未完成です。ただし、間違いなく、コートには変化が現れ、HIGASHIらしさへの変容は、表現し続けることができてきています。もちろん全員ではありません。

 他のチームの指導者の方々からこんな評価をいただきました。「HIGASHIのコートの中の会話は、大人っぽい。自主的に判断して、次の一手を話し合っている。」これは、HIGASHIが一番いただきたかった評価の一つです。さらに、これは高学年のチームだけではなく、別会場のU10チームも同様のお話をいただけたことに、若干浮つきました。おや? チーム内下剋上の予感すらしてきます。

 今回、夏の集大成と位置付けたこの合宿、HIGASHIの特徴のもう一つにせざるを得ないのが守備。よくつなぐし、どこにも落ちない、粘る、と評価をくださった監督さんもいらっしゃいました。基本陣形と柔軟性、声のかけ方伝え方、ブロックフォローについては、一部5年生には厳しい評価をせざるを得ませんが、伸びしろとも言えます。一方、ここまでの夏の姿勢は十分であったのかについては、自問自答を各自がすべきでしょう。

 「チャレンジ」も今回の柱。主に攻撃について。ただし、ここまでの相当な積み重ねの上に無ければすべきでないことも伝えてありました。成功率の低いクイックへのチャレンジ、なぜか試合の方が効果は高い。理由の見当はつきますが、ここでは割愛。スパイクサーブは成功率85%以上を掲げましたが、達成。両サイドからの攻撃力については、正確性、突破力、間違いなく向上しています。ただし、まだまだ・・・。サーブの効果率は全員が高いレベルに引き上げるべきであることをみんな痛感しましたね。自主練やってたかな? 

 さて、決して「おまけ」ではない存在感を示したのは、U10チーム。別会場での旋風感! ただし、「しり上がり」では、本番の試合では、厳しいですよ。でも、おとなしい?(少なくとも体育館では)4年生が、キャプテンシーをとても意識していたこと、低学年といえども、指摘や策への参加を表現できていたことは成果の一つです。最終日は、表現が乏しければ即交代のあわただしくも気の抜けないセットも設定され、我先にファーストペンギンに! もしかしたら、これに関しては、5.6年チームに勝っている要素もあるんじゃないか? 

 他のチームの皆さんから、秋に再会を! の声を大きくいただけたこと、ライバルとして響き合える機会を期待されたこと、後ろ髪を引くチームに近づけたこと、うれしく思います。仲間が去った玄関は、再び涼し気な風。冷静に振り返れ、の合図。

 Summer Salt杯の商品のまな板、監督さん、ぜひお使いください。



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